フラワー装飾技能士の取り方を
プロが丁寧に解説!
初心者からお花のプロになろう!
このページでは「お花の国家資格、フラワー装飾技能士」を何処よりもわかりやすく、丁寧に、初心者の方でも分かるように解説します。
フラワー装飾技能士の一日<映画の空間装飾編>
映画の空間装飾 – 花から生まれる美の舞台裏
みなさんは、映画のワンシーンで美しい花々が名フレームを果たしているのを見たことがありますか?
そんな美しいアートワークがどのようにして生まれるのか、一日を追ってみましょう。
これは、私TAKAI YOSHIKOが映画の花監修をした際のとある1日のスケジュールです。
事前準備:装飾が生まれる前
事前の準備は撮影の2、3日前から始まります。
使用する工具や花以外の装飾品を選び、スタンバイ状態にしておきます。
これにより、当日は最高のコンディションで作業に取り組むことができます。
朝の早朝:新鮮な花を求めて
私たちの一日は、ほとんどの人がまだ眠っている時、すなわち朝の3時半から始まります。
この時間帯、私たちは市場で新鮮な花を買い付けるために活動を開始します。
そして約3時間後の6時半まで、その日の装飾に必要な一番いい花を探し続けます。
移動時間:現場へ
7時から10時までの時間は移動時間となります。
現場までの距離によりますが、荷物が多いので、だいたい車で花と共に現場に移動します。
午後:準備と装飾作業
現場に到着したら、15時から17時までの時間は準備にあてられます。
この間、花を生ける準備を行い、水揚げも行います。
その後、17時から撮影開始までの時間、集中して装飾作業に取り組みます。
ベストな作品を生み出すため、熟練の技を駆使しますよ~。
現場では、撮影スケジュールのために短時間しか装飾場所に入れなかったり、急がされることも多々あります。
そこは、長年の経験でカバーしています!
終わりに:後片付けと食事
撮影が無事に終わった後、20時から20時半までは後片付けの時間です。
その後、21時からはスタッフと共に食事を楽しみます。
一日の終わりに美味しい食事は、次の日のエネルギー源となります。
お疲れ様でした。
フラワー装飾技能士の一日は長く、詳細にわたる準備と繊細な作業が必要とされます。
しかし、その結果生み出される花の装飾は、見る人すべてを魅了します。
映画の仕事は、記録にも残るので本当にやりがいのある大好きな仕事です。
みなさんにも、映画の何気ないワンシーンの飾られた花のディスプレイの背後にある努力と情熱を知ることで、今までとは違った見方や感じ方をしていただけたらうれしいです!※ちなみに、一番忙しい日ですよ!
いかがでしたか?
フラワー装飾技能士として活躍するかもしれない、みなさんの未来の1日だと思ってみていただけたらうれしいです!
自然とのつながりを大切に
フラワー装飾技能士は、花や植物の美しさを最大限に引き出し、その創造性で人々に幸せや喜びを提供する職業です。
有資格者のみなさんは、イベントの装飾から店舗のディスプレイ、特別な花のアレンジメント、お花の先生に至るまで、様々な場面で活躍していらっしゃいます。
その知識と技術は常に需要があり、業界全体も社会や環境の変化に応じてどんどん進化しています。
さらに今の時代では、インターネットやソーシャルメディアを通じて、自分の作品やデザインのアイデアを広く共有し、新たなファンを獲得することができるようになりました。
私たちもオンライン教育を普及させ、フラワー装飾技能士の知識と技術へのアクセスを増やす努力をしています。
このように、花の業界は進化し続けており、その変化に対応しながら、花と植物の美しさを最大限に引き出すフラワー装飾技能士の役割は、今後も変わらずに重要であると言えるでしょう。
みなさんが、勇気をもって花の世界に一歩を踏み出してくれることを心から願っています!